日本学術会議2
日本学術会議の問題が収まらない。
この件に関心を持ってフォローしてきたが、現時点での感想は、
学術会議会員は公務員なのだから、任命権者たる首相(官邸)が、適切な者を採用し、不適切な者は不採用とすべきであり、不採用の理由は個人情報でもあるので詳細に説明する必要もない。
もしろ問題は、シビリアンコントロールを受けない学術会議の方だ。会員の推薦を現会員が行うという閉鎖性、大学での軍事技術の研究を禁じるという学問の自由を侵害する行為等、もはや政治団体の様相を呈している。
この機会に学術会議を解体し、欧米諸国のような政府から独立した純粋な科学者の組織を作るべきである。
と言ったところである。
しかし、多くの野党・メディア・学者は、菅首相を学問の自由を侵害する悪者と決めつけ、「明らかに憲法違反だ」、「まるでヒットラーのようだ」などと常軌を逸した批判を続けている。
この野党・メディアのスタンスが全く理解できない。
軍事における科学技術の重要性は益々高くなってきているなか、科学技術をシビリアンコントロールの効かない組織にゆだねるということなのだろうか?
特に立憲民主党は、「任命拒否は明らかに憲法違反だ」の主張するのなら、直ぐに訴訟して裁判で決着をつけるべきではないのか? そして立憲主義を掲げているのだから、国民主権・シビリアンコントロールが機能するよう学術会議の在り方を議論すべきではないのか?
左派系メディアもリベラルを自任するなら、学術会議の閉鎖性・非民主性を問題視すべきではないのか?
戦前・戦中と戦争を煽ったメディアは、今度は武力放棄を煽り、軍事バランスを崩すことで戦争を引き入れようとしているのだろうか?
今の野党・メディアには狂気を感じる。
戦争が繰り返されないことを願う。