保険に対するスタンス
基本的に保険は、損をするものだと思っている。
客からお金を集めて、保険会社の経費・利益を差し引いて、残ったお金を客に配分するというシステムだから、戻ってくる金額の期待値が100%未満になり、基本的に損をする。
大雑把にいうと、寺銭を取られるギャンブルと同じで、均すと寺銭分損をする。
だから、加入する保険は、基本次の3つのケースだけに決めている。
(1)法律で加入が定められている保険
(2)払いきれない損失が発生しうるケース
自動車保険。賠償金額数億円とかになると払えないので、損を承知で保険に入っている。
がん保険で、がんになったら200万円とかいう保険なら、入らない方が得だと思っている。金融資産の30%以下の損失程度なら保険に入らない方が絶対に得だろう。
あと、子供がいないので、死亡保険も不要だ。
(3)絶対に得する保険
最初の文章と矛盾するのだが、業界の保険等で、政府の助成金が入っていて期待値が120%とかになるものがある。そういう保険があるなら入らないと損だ。
上記の労災保険も補助金が入っていそうな気もするが、調べていないので不明。
あと、「地理的に雷が落ちやすいので火災保険に入る」など、確率的に偏りがあり利益が期待できるケースもありそうだが、そういうのは見つけられていない。
とにかく、基本、保険は保険会社を儲けさせるものだと思って、極力保険に入らない方がいいと思う。
ただ、事業が大きくなってきたら、例えば商品の運送時に保険に入るとか、そういうたぐいの保険は考えた方が良いかもしれないが、まあ当分は必要ない。